「力を抜く」ということは「力を使う」ということ 伊豆のかいふく指南処【からはだふくらか】

2024/01/08 13時26分公開 / 2024/01/08 13時31分更新

今年は辰年

この辰はに用いられるように

揺れ動くという意味を持っています


元々はハマグリで

具の意味だとか


さらに甲辰についてはこちらに詳しいので

ご覧ください


2024年の干支「甲辰」はどんな年? 春の日差しが平等に注ぎ大きな成長を促す年に

(歴史学者・東洋古代思想史研究家

 村上瑞祥)


要しますと

甲も辰も芽吹き成長するという意味を持っていて

それが重なることから

意味が強められ

良くも悪くも大きく変わる年と言えます


元日の地震が象徴していますね



しかし

地震にしても

空港の接触爆発事故にしても

あまりに映像が乏しく

この

一億総カメラマン時代にちょいと違和感を感じ得ません



それはともかく

年初にもお伝えしましたが

振動に対応する為には力を抜くことが肝要となります


新年おめでとうございます!! 本年こそは力を抜いて参りましょう


本気で力が抜けますと

これはもう

地面に全身を預けるより他にありませんから

そうすると

動くことも何も叶わなくなります



力を抜く

というのはですから

筋力で無い力を使う

ということを意味します



この筆頭はもう誰が何と言おうと

重力です


それは

くという字自体が表していますからね



このからだ

ひとつの皮袋であり

その中には

いにしえの海の成分が循環しています



スカイツリーが

1300年前の建築物である法隆寺の五重塔を参考に建てられたというのは有名な話ですが

その肝が心柱ですね


その心柱に

周りを乗せる形で出来ていて

固定はされていません


そのふたつが異なる振動をすることで

互いに打ち消し合って

揺れを抑える働きをするので制震構造というのだそうですが

これは

ノイズキャンセリングも同じ理屈ですね


真反対の位相の周波数をぶつけると

音は消えます



そして

非常にザックリですが

人体も骨と液体という異相で出来ています


しかしながら

背骨は支える構造では無く

動く為のものなので

いつでもバランスを崩せる準備があります


バランスを崩せば重力によって動きます


それを制御するのも

やっぱりバランスです



からだは固体では無く液体ですから

全部をひとまとめに動くことも出来ますし

様々な方向に分散させながら動くことも可能です


ややこしい言い方をしていますが

要は

全身でバランスを取りましょう

ということです



当たり前に非常に多い動きでありながら

最もからだを壊す動きとして

前屈みがあります


顔を洗うでも

調理皿洗い

机に向かうでも

物を拾うでも

何でも前屈みという動きがあり


この時にバランスを考えずに

頭を前に倒しますと

この頭の重さを制御する必要があるので

筋力が発動します


それが大体

腰の筋肉への負担になります


それを繰り返すと

疲労が蓄積

疲労が限界を迎えると

ギックリ!

ということになるワケです



ですから

バランスを取りましょうということなんですね



頭という重たいものを前に持ってくる時に

その重さを相殺するものを後ろに引くことで

全体のバランスが保たれます


つまり

頭を倒すのでは無く

お尻を後ろに引くことで

自動的にからだは折れますから

頭が勝手に前に倒れてきます


この時

お尻と頭でバランスが図られているので

筋力は必要無く

当然腰への負担もほとんど失くなります



花を作っている農家さんが

重い物を運ぶので腰が痛むんだと

先日 お礼にとわざわざ届けてくださいました


荷物を持ち上げる下ろす

という動きも

腕だけで行おうと思うと

結局の処

その腕の動きをサポートしなければなりませんから

足や腰に力が入り

それが繰り返されることで負担となり

痛みになります


ペンフィールドのホムンクルス


ペンフィールドという脳神経外科医が

脳と感覚の関係を調べ

この人形はその関係性が強調されているんですが

これを見ると手が大きいですね


つまりそれだけ私たちは手に意識が多く向くんですが

今度

筋肉量というものを見ますと

その70%は下半身にあります



考えるべきなのは

この意識と からだ との齟齬


実際に多く働いてからだを支えてくれているのは下半身なのに

だけに意識が向いていることによって

上の方の様な腰痛に悩まされることになるのです



だから

ここもバランスを図れば良いのです


手だけに意識を向けず

全身を使う様に心懸ける



乳幼児は細かい動きが出来ませんし

筋肉も発達していませんから

必然的に全身で運動します


それが

いつ尽きるとも知れない元気をもたらすのですね



偏って使うから

疲労する部位と元気な部位という差が生まれ

その差が

より疲労感を感じさせることになりますし

局所的な疲労は回復しにくいんです


寝ても疲れが抜けないというのは

この偏った疲労が原因です



具体的には


荷物を持ち上がると言う時には

腕は引っ掛けるだけで

そうして後ろにひっくり返る様な心持ちで

からだを持ち上げれば

驚くほど軽々と持ち上がります


自身の体重を利用して持ち上げれば

ラクに持ち上げられるということは

自身の体重分は持ち上げられるということです


お米1俵が60㎏で

これが持ち上げられるのが一人前の大人だ

というか

一人前の大人なら持ち上げるのみならず

運べて当然だったワケですが

それは

昔の人が現代人より力持ちだったワケでは無く

からだの使い方を知っていた

というだけの話


それは

筋力じゃなく自身の重さ

つまり

重力を使うということです


そしてそれが

「力を抜く」ということであり

「力を使う」という意味です



そうして

力を抜いているから

さっきの制震構造

ノイズキャンセリングが働いて

揺れを消す力にもなるのですから

いちいち動揺せずに済むということですね


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・全身及び内臓の深部バランス調整
・血流の回復から改善、血流の歪みの修正、修復誘導までの対応

かいふく指南処【からはだふくらか】代表 米澤浩認定 天芯正法訃幻流 らせん零整法術士 正統術士認定技術者

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