サマーキャンプ「2026 Summer of Love」を終えて

2026/08/10 08時30分公開
高城未来研究所【Future Report】Vol.790(2026年8月7日)近況
今週は、アシュランドにいます。

7月初旬にはじまったサマーキャンプ「2026 Summer of Love」も、いよいよ終わりを迎えようとしています。

この夏、およそ60名の方々が、海を越えてオレゴンまでお越しくださいました。これまで講演会やイベントなどで読者の皆様とお会いする機会は何度かありましたが、これほど長い時間を一緒に過ごしたのは、今回がはじめてです。

宿屋で偶然顔を合わせ、同じ食卓を囲み、ときには森でバッタリお会いし、ひとりひとりとゆっくりお話しする。
メールマガジンという一方向のメディアでは知ることができなかった読者の方々の人生、長年抱えてきた葛藤、これから向かいたい場所について、たくさんお話しできました。

そして、すべてのプログラムを終えた方々に感想を尋ねると、8割近くの方が「生まれ変わったように感じる」「自分の使命がわかった」と口にされました。

もちろん、たった数日で人生のすべてが変わるわけではありません。
しかし、人は自分を縛っていた古い物語に気づき、それを手放すことができれば、同じ世界にいながら、まったく違う風景を見るようになるものです。

重要なのは、新しい自分をどこか遠くに探しに行くことではありません。

社会の期待に応えるために身につけた仮面や、「自分はこういう人間だ」という思い込みの奥に、ずっと置き去りにしてきた本来の自分を見つけることが、あたらしい物語のはじまりです。物質的な成長から精神的な成長へ。これは、僕自身が辿ってきた道でもあります。そして、数字では表せない素晴らしい世界へ。
なにより今回、参加された皆様の表情が、到着した日と帰る日では驚くほど違っていたのが印象的でした。

顔つきが柔らかくなった人、目に力が戻った人、長年答えが出なかった問いに、自分なりの言葉を見つけた人。そして「これからどう生きるか」を他人の価値観ではなく、自ら選び直そうとする姿が、そこにありました。

このキャンプで僕自身も、読者の皆様から多くを学びました。
人間は何歳からでも変われるんだと。
変化に必要なのは、特別な才能ではなく、自分自身と正面から向き合う勇気。そして、深い変容はひとりで起こすものではなく、安心して心を開ける仲間や環境によって支えられます。

長かったようで、振り返れば一瞬だったアシュランドの夏。
まもなく、それぞれがあたらしい物語を携えて日常へ戻っていきます。
本当の旅がはじまるのは、キャンプを終えたあとです。
ここで開いた未来の扉の先へ、これからどのように歩いていくのか。
また皆様と再会したときに、その続きを伺えることを楽しみでなりません。

今年の夏は、僕にとって、かけがえのない特別なひとときになりました。
ご参加くださった皆様、改めて御礼申し上げます。

感謝と愛を込めて。
Thanks a lot for 2026 Summer of Love.
Turn on, tune in, drop out!

(これはメルマガ『高城未来研究所「Future Report」Vol.790』の冒頭部分です)


高城未来研究所「Future Report
高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛 プロフィール
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
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