河野太郎さんは外で書かず中で言ってくれ @konotarogomame

2025/08/01 14時17分公開 / 2025/08/01 14時18分更新

 別にデジタル庁は逃げ回ってないんですがね。

 補正予算の審議も始まっておらず、現金給付をどうするかも定まっていないなかで、デジタル庁が先回りして「国民の皆さまに対する給付は自治体の皆さまに手間を掛けさせず直接お振込みできます」って言えって話ですか?

 公金受取口座登録制度については「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(番号法)の開設も含めてちゃんとやっていると思うんですが。

https://www.digital.go.jp/policies/account_registration

 個人的には、関係先も含めてデジタル庁が本件であたかも逃げ回り、仕事をしていないかのように書かれることは非常に心外ですし、また、百歩譲って落ち度がデジタル庁にあるのだとしてもTwitter(X)でバズらせる前に中にちゃんと言ってください。仮に「言っているけど対応しないので外で書いたのだ」ということでも、本件に関しては特段の落ち度がデジタル庁にあるものではなく、失当以外のなにものでもない言いがかりに近い内容ですから、河野太郎先生におかれましてはどうかお控え戴けますと幸いです。

https://x.com/konotarogomame/status/1951046962964549691

 役所関係については、一般論として無茶な話をされても公には言い返してこないので、政治家が人気取りのために財務省やデジタル庁などを腐して国民ウケを得ようとするムーブが続発しているように思います。役所を下げれば国民が留飲を下げることもあるかもしれませんが、必ずしも良いことばかりではないんじゃないかなあと感じますがどうなんでしょうか。

 画像はAIが考えた『立場を利用して安全なところから槍を投げておけばみんな喜んでくれるという話は、そういう立場が通じないスーツを着た蛮族に槍を投げ返されるリスクも承知しておいてほしいという戒め』の画像です。


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 1973年、東京都生まれ。96年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、新潟大学法学部大学院博士後期課程在籍。社会調査を専門とし、東京大学政策ビジョン研究センター(現・未来ビジョン研究センター)客員研究員を経て、一般財団法人情報法制研究所上席研究員・事務局次長、一般社団法人次世代基盤政策研究所研究主幹。著書に『読書で賢く生きる。』(ベスト新書、共著)、『ニッポンの個人情報』(翔泳社、共著)などがある。ブロガーとしても著名。

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