私を『市況かぶ全力2階建』の運営者と誤認した弁護士さんたちから謝罪いただきました
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常識的にはお詫びというのは詫びる側が迷惑を掛けてしまった先方に訪問するのが筋だと認識していましたが、諸般事情もあり、また、間に立ってくださる方々のこともございまして、なぜか先方の豪華事務所に被害者である私が日中訪問して謝罪を戴くという結果となりました。
私を『市況かぶ全力2階建』運営者であると誤認にいたった経緯についても真摯なご説明を戴き、納得はいきませんが事実関係は理解をしましたのでこれ以上何かするつもりはない旨の相互の確認書(なぜ一方的に誤認された私が確認しないといけないのか分かりませんが)を署名して取り交わし、着地となりました。心配してご尽力くださった皆さま、さっさと弁護過誤やらかした弁護士さんを実名で書いて裁判を起こそうとした私を羽交い絞めにして止めてくれた先生方、結果的に大人の解決として着地できたことも含めて深く御礼申し上げます。
山本一郎は、『市況かぶ全力2階建』の運営者ではありません
https://note.yakan-hiko.com/n/YGdn4aawZ6
一般論になりますが、仮にクライアント氏らが不正経理など大きな不祥事を起こしてネットで揶揄され爆笑された記事を読み、顔を真っ赤にして「あれを書いたのは山本一郎だ」と強く思い込み、山本一郎への裁判を要望するものだったとしても、あれを書いたのは私かどうかを調べる責務の一片は受任する弁護士側にあります。
問題は、過去に私も一再ならず友好関係があり、ある事案で訣別に至ったクライアント氏らが「あれを書いたのは山本一郎だ」と強く思った理由です。私は匿名でそんなことは書きません。もしも本当にクライアント氏やその周辺を馬鹿にするつもりがあるなら馬鹿にするメッセージや電話を必ず直接当人に入れます。たとえ、メッセージの返事や折り返しの電話が無いのだとしても。
しかし、本格的に顔真っ赤で怒っていたそうですが、本質としてはやらかしたクライアント氏本人の責によるものであって、周囲もクライアント氏の性分を理解しているはずで、茶坊主としても年俸6,000万円以上もらっているのですから社会的責務として問題となる取引は会社の名誉としても市場の信認のためにも行わないことが大事だと考えます。
当然のことながら、相応のスキャンダルがあるならば、twitter(X)ほかネットで、クライアント氏のいままでの功績や名声を台無しにする発言は多数、飛び交います。それらが目に入って、クライアント氏ならずとも当事者がブチ切れて、どうにかしたいという気持ちは分かります。しかし、ひとたび業としてビジネスを興し、多くの人たちを相手に、また多くの人たちを雇って社会に貢献せしめんとするのであれば当然いいことも悪いこともあり、賞賛も批判も紙一重であることは誰もが知ることでもあります。
失敗は成功へのプロセスなのだとするならば、むしろ、世情にある反応を真摯に受け止めたり、あるいは静かになにくそで仕事に集中して取り組むことができるならば、どのような環境でも、いかなる高齢でも、業界として厳しい状況にあったとしても、必ず切り抜けることはできます。むしろ、私はそういうクライアント氏とは長年そのような話を戴いて自分なりに受け止めそのように身を処してきたという点では御礼するべき存在です。
ただ、そこまで人間関係があったのだとクライアント氏らや弁護士の皆さんが仰る割には、かの『市況かぶ全力2階建』でご自身の酷評が書き連ねられたのを見てただちに「あれを書いたのは山本一郎だ」と認識されたというのは心外と申し上げるほかございません。初めてお目にかかってからなんだかんだ20年ぐらいが経過しているかと思いますが、あっ、クライアント氏は私のことをそういう人間だと思っていままで付き合ってきたんですねって感じになるじゃないですか。
クライアント氏ご本人の弁として「過去いろいろありましたが、時間が立って振り返ってみれば、山本一郎氏の書いていた見通しが正しかったことは多々ございました」とのお言葉も頂戴しました。
経緯のご説明を賜り、釈明を戴き、年明けに会合にお呼びいただけるようですが、そう誤認されるのは日ごろの行いの悪さ、私の不徳の致すところであることはよく承知しつつも、いくらかの寂寥感は抱かずにはいられません。私の執筆物の長年の読者でもいらしたクライアント氏とは、引き続き適切な距離感をもって今後もご友誼を賜れればと願う次第です。
繰り返しになりますが、私は『市況かぶ全力2階建』の運営者ではないということを説明させていただくとともに、本件については合意に基づいてこれ以上、公に触れることはせず、神の名の下に誠実に対応することをここに誓います。
2025年11月13日 山本一郎
※本稿の内容は、当事者同士の合意に基づき公開された文面を双方で確認し公開するものです。

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山本一郎(やまもといちろう)